2013年11月17日(日)〜19日(火)にかけてシンガポールで開催されたIP Business Congress Asia 2013に参加しました。

初日は夕方から、会議の会場となるPan Pacific HotelでOpening Receptionが開催されました。今回は世界各国の知財関係者が約400名参加し、日本からは約30名とまだまだ少ないですが、徐々に日本でも特許ビジネスへの関心が表面化してきているようです。

2日目からの本会議のセッションは数百人が入れる大ホールで行われ、ひな壇の5名のSpeakerが交代でプレゼンテーションを行い、最後に参加者からの質問を受けるという形式で進められました。特に、最後のセッションは、いわゆる「パテントトロール」と言われることもあるNPE(Non-Practicing Entity)をテーマにしたもので、会場には人が溢れており、NPEへの関心の高さを感じました。また、セッション間のコーヒーブレイクで行われる情報交換も盛んでした。

3日目も会議は続きますが、2日目よりも参加者は減った感じです。毎年参加していて感じるのは、やはり人のつながりは大切だということです。特許というと一見無機質なものに思えますが、金銭的価値という点で見ると生ものと同じで旬の時期があり、それを扱う人間によりその素材が活かされたり殺されることもあります。このような会議で情報交換をしたり、ビジネスパートナーを見つけることは、特にこの業界でも重要であることを再認識しました。